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春の尾根
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==基本コンセプト== *早春の山 *小細工なしの唱歌 *ボカロを聞かない年配の方にも違和感を感じさせぬように 山麓へ近付くに連れ,都市の町並みは途切れ, 点々と佇むいたって現代的な住居と,それを囲む農地が目に入るばかり。 田の畔の枯模様が,種々のロゼッタと詰め草の萌芽に色付こうかという季節である。 山際に沿って延びる堰は,尾根の合間から細々と滴る雪代水によって湛えられ、 未だ残る奥山の冠雪と,底に沈んだ朽ち葉の溜まりを映している。 流れを辿ると,鉄柱とトタンを束ねて拵らえた簡素な橋があり、 渡った先は細尾根に直に面して,そこから山中へ至る石段が続いている。 山麓一帯はクヌギやコナラが主の雑木林で,すっかり葉を落として枯木のように寒々しいが, このコンクリートによる粗野な石段の両脇のみは竹林に覆われていた。 長い冬に,若干色のくすんだ唐竹である。 とちう
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