「Kakerunpedia:さくらのメールボックスと別のWebサーバを同じドメインで運用する設定法」の版間の差分
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なお、さくらのVPSをWebサーバに使うときにはドメインを「さくらの会員メニュー > ドメイン > ゾーン」から登録して使うよう事が推奨されていますが、 | なお、さくらのVPSをWebサーバに使うときにはドメインを「さくらの会員メニュー > ドメイン > ゾーン」から登録して使うよう事が推奨されていますが、 | ||
登録してしまうと後に作業するさくらのレンタルサーバの設定でドメインを登録できなくなってしまいます。 | 登録してしまうと後に作業するさくらのレンタルサーバの設定でドメインを登録できなくなってしまいます。 | ||
− | + | そのため、今回は登録せずに使うのでネームサーバもさくらのものではなくバリュードメイン提供のものを使います。 | |
==== DNSレコードの設定 ==== | ==== DNSレコードの設定 ==== | ||
メニューのDNSレコード/URL転送の変更からドメインを選択します。 | メニューのDNSレコード/URL転送の変更からドメインを選択します。 |
2014年1月26日 (日) 14:41時点における版
さくらインターネットが提供するレンタルサーバなどについてくるメールボックスを、レンタルサーバとは別の場所にあるWebサーバと同じドメインで運用する方法を紹介します。 試行錯誤の末成功したので備忘録も兼ねて。
目次
この記事の対象読者
手順だけ知りたい人は読み飛ばしておk。この記事は以下のすべてを満たす方を対象にしています。ニッチな記事ですね。
メールアドレスにこだわりがある皆さん
この記事は
- Webサーバのアドレス : http://technetiummm.net
- メールアドレス : ahehe@technetiummm.net
みたいな感じにWebサーバとメールアドレスを同じドメインで運用するための記事で、自分でDNS設定が可能なドメインを持っている人に向けて書かれています。 特にこだわりがなければ無料で使えるGmailとかを使っておけばおk。
さくらのレンタルサーバ(さくらのメールボックスも大丈夫)の利用者さん
この記事はさくらのレンタルサーバもしくはさくらのメールボックスを利用することを前提に書かれており、 これらをメールサーバとして利用中、もしくは使いたい人が対象です。
自前のメールサーバは結構設置や管理が面倒だし、セキュリティが甘かったりすると踏み台にされちゃったりもするけど、 そこらへんさくらのメールボックスは1年あたり\1,000で管理してくれて、ぽこぽこと何個でもメールアドレスが作れちゃうので便利かも。 ちなみにWebサーバ目的でさくらのレンタルサーバを契約している方にもメールボックスは付いてきます。
さくらのレンタルサーバ以外の場所に同じドメイン名でWebページを設置したい皆さん
さくらのレンタルサーバにWebページを置く場合、正攻法で設定すれば、Webサーバもメールアドレスも同じドメインで運用できます。 しかし、さくらのレンタルサーバはいわゆる共用サーバでroot権限が無いのでWebサーバは他の場所に置きたい場合があると思います。 WebサーバーをさくらのVPSに置く場合、普通にやるとこの記事の参考リンクの一部のようにサブドメインを追加して、それをさくらのレンタルサーバに追加しなければいけなくて、 たとえばサブドメインmailを追加したとき、
- Webサーバのアドレス : http://technetiummm.net
- メールアドレス : ahehe@mail.technetiummm.net
みたいな感じになってしまいます;これが嫌な皆さんにはこの記事が参考になると思うのです。
試した環境
設定したいドメイン | technetiummm.net |
---|---|
ドメイン総合サービス | バリュードメイン |
メールサーバ用のさくらとの契約コース | さくらのレンタルサーバ スタンダード |
Webサーバ | さくらのVPS(v3) 1G TK02 |
手順
調べる必要のある情報
必要になった時にその都度調べてもおk。っていうか、そんなに項目無かった。
項目 | てくねさんの場合 |
---|---|
さくらのレンタルサーバ初期ドメイン | technetiummm.sakura.ne.jp |
WebサーバのIPアドレス | 153.121.39.243 |
DNS設定
バリュードメインを用いた時を例に説明しますー。
ネームサーバの変更
メニューの「ネームサーバー変更」から使いたいドメインを選択します。 設定画面が現れてから「当サービス内のネームサーバーをご利用になるにはここをクリックして下さい。 」をクリックすると
みたいな感じになります。そしたら「保存」をクリックしてネームサーバの設定は完了です。
なお、さくらのVPSをWebサーバに使うときにはドメインを「さくらの会員メニュー > ドメイン > ゾーン」から登録して使うよう事が推奨されていますが、 登録してしまうと後に作業するさくらのレンタルサーバの設定でドメインを登録できなくなってしまいます。 そのため、今回は登録せずに使うのでネームサーバもさくらのものではなくバリュードメイン提供のものを使います。
DNSレコードの設定
メニューのDNSレコード/URL転送の変更からドメインを選択します。 設定フィールドに
a @ XXX.XXX.XXX.XXX mx xxxxx.xxxxx.xxx.xxx. 10 txt @ v=spf1 a:xxxxx.xxxxx.xxx.xxx. ~all
を入力します。XXX.XXX.XXX.XXXはWebサーバのIPアドレスで、xxxxx.xxxxx.xxx.xxxはさくらのレンタルサーバの初期ドメインです。 てくねさんの場合は
な感じ。入力したら「保存する」をクリックして設定完了です。
さくらのレンタルサーバ側の設定
サーバコントロールパネル ログインからログインして設定を行います。
ドメインの登録
書こうかと思ったけど、ドメインの登録に関するさくらのサポートページの内容そのままでした~。 ただし、さくらのVPSのほうとかで登録しちゃっている場合は登録できないのでDNS設定のほうで書いたように登録を解除するように。
メールアカウントの作成
メールアドレスをまだ作っていない場合は作ります。っていうか、こっちもメールアドレスの作成に関するさくらのサポートページが詳しくて何も説明する必要がなさそう~。
その他
メーラーの設定なんかもメールソフトに関するさくらのサポートページを読んでおけばおk。 作ったメールアドレスからメールが送信できたり受信できたりすることを確認できれば完了ですー。
ちなみにメールアドレスを使い分けているてくねさんはメール転送に関するさくらのサポートページのような操作でメールアドレスを転送専用にして運用しています。
ご指摘とか、わかりにくいところがあればこの記事のトークページとか、書き込みに抵抗が無ければ愚民社会を考える掲示板30000まで。
参考
- さくらのレンタルサーバでメールを使うための他社DNS設定・メールアドレス作成・受信送信テスト手順メモ - 情報科学屋さんを目指す人のメモ : 同じことをレジストラはNetowl(Star Domain)でやっている。たぶんさくらインターネットのサーバコントロールパネルからドメインを追加することが暗黙の条件として作られた記事なんじゃないかと思う。
- さくらインターネットのメールサービスだけ利用して,Webサーバは別の場所を参照するようにするDNS設定 - ナナワライネット : やりたいことは同じだけど、メール専用にサブドメインを追加しているっぽい。
- メールサーバーだけ さくらインターネット wwwはblogger での設定 - 今日も勉強しました : こちらも同じようなことをやっている気がするけどメールサーバが二つ登録されていて詳細不明。