工学部
概要
理学部とかとは対照的に理論面よりも応用面を重視するため、講義中には平気で「原理は不明である」との解説がしばしばなされる。現段階で理屈がわからんものはわからんとしか言いようがないので、これが我慢できない連中には向いていない。ついでに数学が嫌いな連中にも向いていない。
研究においてはこれまた応用面を重視するあまりに、基礎研究に近い分野を扱うと執拗に何の役に立つのかを問われてしまう傾向がある。あまり感心できた傾向ではない。
工学部の主な学科
土木工学科・都市工学科・社会工学科
都市計画とか川とかトンネルや橋、交通(鉄道や高速道路)に関してを扱っている。さらに社会工学科等では経営や経済に関しても扱う。土木という名前がかっこわるいため、最近では環境工学だとか都市工学だとか違う名前に置き換えられつつあるが中身は同じなので騙されてはいけない。
電気工学科・電子工学科
電気工学と言った場合は主に電気をエネルギーとして扱う場合、電子工学と言った場合は主に通信とか制御に電気を使う場合に関する学問を指すが、くっついてひとつの学科になっていることが多い。
半田付けをしている人がいっぱいいるイメージがあるが、アマチュア無線ブームが去った今、そんな事をしている連中はごく少数である。また、半田付けをしていたとしてもロボティクス関係の人がほとんどで、なんだかなあ。
扱う主な分野として、電子回路、電気磁気学、制御、通信(もちろん無線とかも含むよ!)などがある。
機械工学科・航空工学科
文字通り機械設計や機械の工作法を扱う。特定の対象を集中的に扱う学科として航空工学科とか自動車工学科とかもある。
自動車好きやミリタリー好きが多いイメージがあるが、それはわりと正しい。
扱う中心となる学問は、機械力学、材料力学、熱力学、流体力学といういわゆる機械系4力学である。あと、材料力学の派生で物質の破壊現象そのものを学問する破壊力学なるものがある。その名前のかっこよさのあまり学生からは大人気である(うそみたいなうそ。水中力学は知らん。
情報工学科
いわゆるコンピュータを扱う学科。プログラミングや計算機工学はもちろん、ユーザーインターフェースやWEBなどのコンテンツデザイン、さらには視覚・音響心理学とかも扱う事が多い。これは工学系っていうか理系と言って良いのかって感じで最近では工学部から隔離され情報系だけでひとつの学部を形成してしまうことも珍しくない。
情報工学科生に話しかける場合には注意が必要である。宗教勧誘・宗教論争に巻き込まれる危険性を覚悟したほうがいい。連中は特定のOS、エディタ、プログラミング言語などを信仰しており、日々異教徒との紛争を繰り広げている。万が一連中と対立するソフトを使用していることを知られてしまった場合、テロを覚悟しなければならない。あなたがPCから目を離しているうちに、連中の信仰対象が次々とインストールされていく事に間違いはない。怖いだろ。
と、よくわかめらーめんな学科である。
材料工学科・物質工学科
役に立つ素材の性質、作り方などを扱う学科。化学や結晶学の知識が必要とされる。
実験・研究はおもに
- なんかまぜて(反応させて)みる
- なんかできあがる
- 性能の評価をする
というステップによって行われるが、反応時間が長かったり作業が単調だったりでつまらない。
実験の成功には上記ステップ1で正確に物質を計りとることが重要となるケースが多く、これには熟練を要す。 そのため、大きな研究所や大学には物質を計りとってくれるオヤジが待機しており、実験の成否はオヤジの腕にかかっていると言っても過言ではない。 そのため、腕の良いオヤジはみんなから人気があり、定年になっても仕事をやめることができない。