数学Cでは行列が登場。大学入試は殆ど行列で、2次曲線はあまり出て来ない。
===大学の数学教育===
大学によってカリキュラムは様々であり、これは悪魔で目安である。
====1年====
理系の大学数学は数学Cの延長である線形代数学と数学IIIの延長である解析学の二本柱が基本である。
数学科はこれに加えて集合や写像の無味乾燥な定理の証明をひたすらやらされる。
線形代数学は連立方程式を解くのと行列の対角化がひとまずの目標である。
解析学はいきなり極限の厳密な定義から始まり、これが悪名高く東大理系ですら理解出来ていない人がいるとか様々な伝説がある。
新しい関数は理系なら自分で調べて知っているだろうから楽勝だが、やはり数学の授業では証明中心であり、
一方同学期でやらされるであろう物理とかでは新しい公式を証明無しでガンガン使う。
これをどう思うかが数学に向いているか、或いは「ただの理系(水素爆死)」なのかの分かれ目である。
====2年====
ジョルダン標準形、ベクトル解析、複素解析等進んだネタを扱う。
位相空間論なるものが登場し、高校数学までしか知らない奴は詰む。
====3年====
環論、ガロア理論、多様体論、ホモロジー、ルベーグ積分等々をやるが、ここまで来るとどれか選択すれば良かったりする。
====4年====
卒業研究がメインで、授業も選択制になっていて大学によって異なるし年度によっても異なる。
===数学者への道===
昔は博士になったら即助手になれたが、最近は博士増加や大学の人員削減で競争が激しく、100倍とかは当たり前で、
非常勤講師で飢えしのぎをしつつ研究実績を積まなければならない。お先真っ暗である。
==小ネタ集==