「移項」の版間の差分

提供: Kakerunpedia
ナビゲーションに移動 検索に移動
6行目: 6行目:
 
==証明==
 
==証明==
 
適当な数Aとそれに等しいBを取ると、A=B。
 
適当な数Aとそれに等しいBを取ると、A=B。
 +
 
両辺を2乗してA²=B².
 
両辺を2乗してA²=B².
 +
 
両辺にABを加えてA²+AB=AB+B².
 
両辺にABを加えてA²+AB=AB+B².
 +
 
両辺に-2B²を加えてA²+AB-2B²=AB-B².
 
両辺に-2B²を加えてA²+AB-2B²=AB-B².
 +
 
因数分解すると(A+2B)(A-B)=(A-B)B.
 
因数分解すると(A+2B)(A-B)=(A-B)B.
 +
 
両辺をA-Bで割ってA+2B=B.
 
両辺をA-Bで割ってA+2B=B.
∴A+B=0.OED
+
 
 +
∴A+B=0.
 +
 
 +
OED

2010年12月31日 (金) 12:07時点における版

移項(いこう)とは、等式、或いは不等式の一方の辺にある項を他方の辺にHIP HOP SHITさせることである。

大きな誤解

移項する時は符号を変えないといけないと諸君も中学で教わった筈だ。しかし、それは大きな間違いで、符号を変えてはいけないのである。 酸化砒素が、「てくねちうむ=工作員」を言いたくて「てくねちうむ+工作員=0」と発言したことがある。誰もがどっちか符号が違うと突っ込みたくなった。でも、実はこれで合っていて、酸化砒素は正しかったのだ。

証明

適当な数Aとそれに等しいBを取ると、A=B。

両辺を2乗してA²=B².

両辺にABを加えてA²+AB=AB+B².

両辺に-2B²を加えてA²+AB-2B²=AB-B².

因数分解すると(A+2B)(A-B)=(A-B)B.

両辺をA-Bで割ってA+2B=B.

∴A+B=0.

OED